雨漏りは、見過ごされがちですが、放置すると建物の構造自体を脅かす可能性があります。
湿気が原因でカビが生えたり、木材が腐ったりすることで、修復が困難になることもあるからです。
今回この記事では、雨漏り調査の種類や特徴、費用の相場をご紹介します。
悪質業者によるトラブルが多いですが、費用の相場を知っておくことで未然に防ぐことができます。
どっちがお得!?
雨漏りの調査方法はいくつか種類があり、それぞれ特徴や費用がことなります。
以下に、雨漏り調査の方法とそれぞれの特徴を詳しく解説します。
目視調査は、建物や構造物の状態を専門家が直接目で確認する方法です。
以下、詳細を説明します。
基本的な方法
目視調査は、建物の屋根や壁などを直接目で視察する最も基本的な方法です。
専門家は建物の外観を詳細に観察し、問題の兆候を探します。
問題の検出
専門家はシミ、ひび割れ、湿っている箇所、劣化した部分などを視察します。
これにより、建物の健康状態や必要な修理の範囲を判断できます。
目視調査の費用
目視調査は一般的に無料で行われますが、その精度は調査者の経験に大きく依存します。
経験豊富な専門家は、問題を正確に特定できる可能性が高いです。
散水調査は、雨漏りの原因を特定するために実際に水をかけて浸入経路を再現する方法です。
以下、詳細を説明します。
浸入経路の特定
散水調査では、職人が建物の屋根や壁に水をかけて雨漏りの原因を特定します。
散水調査も一般的な調査方法の一つです。
水がどの部分から浸入しているかを観察し、水漏れのある箇所を特定します。
経験豊富な職人
散水調査は経験豊富な職人によって行われることが多いです。
彼らは高い確率で原因を特定できる可能性があります。
散水調査の費用
散水調査の費用は一般的に、3万円から10万円程度です。
ただし、足場が必要な場合はさらに足場代がかかることがあります。
赤外線サーモグラフィー調査は、建物の雨漏り箇所を特定するために赤外線カメラを使用する方法です。
以下、詳細を説明します。
温度差の観察
赤外線サーモグラフィーは、建物の表面の温度差を観察します。
カメラは赤外線放射を検出し、異常な温度パターンを示す箇所を特定します。
雨漏り箇所は通常、水分が浸入しているため、周囲よりも温度がことなるという特性を利用した調査方法です。
足場不要
赤外線サーモグラフィーは、足場を組む必要がないため、簡単に調査できます。
専門家はカメラを建物の外から使用し、高い位置から温度パターンを観察します。
相場が高額
赤外線サーモグラフィーは高度な技術を使用するため、調査の相場は一般的に20万円程度です。
紫外線投射発光調査は、雨漏りの原因を特定するために使用される方法の一つです。
以下、詳細を説明します。
紫外線に反応する液体
この調査では、建物の外部に紫外線を投射します。
特定の液体は紫外線に反応して発光しますので、発光箇所から雨漏りの侵入経路を特定できます。
複数個所から雨漏りしている場合に有用
紫外線投射発光調査は、複数の箇所から雨漏りしている場合に特に有用です。
ことなる箇所で発光が観察されることで、雨漏りの原因を特定できます。
紫外線投射発光調査の費用
紫外線投射発光調査の費用は一般的に、10万円から20万円程度です。
ただし、建物の規模や調査の複雑さによって異なります。
ガス調査は雨漏り箇所を特定するための一つの方法です。
以下、詳細を説明します。
ガス調査の特徴
ガス調査は、雨漏りしている箇所から高圧ガスを注入し、外部に漏れるガスをセンサーで感知して雨漏り箇所を特定する方法です。
この調査方法は、特にマンションやRC構造の建物に適しています。
ガス調査の手順
高圧ガス(または香りを混ぜた高圧空気)を雨漏り箇所から注入します。
外部に漏れるガスをセンサーで検出し、水の侵入経路を逆方向から特定する方法です。
ガス調査の利点
ガス調査は、目視や散水調査では見つけにくい箇所でも効果的に原因を特定できるメリットがあります。
ガス調査の費用
一般的には10万円程度の費用がかかります。
どっちがお得!?
雨漏りの調査を依頼する際には、業者選びで失敗しないことが重要です。
以下に、信頼できる雨漏り調査業者を選ぶためのポイント解説します。
これら5つのポイントを参考にしながら、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
どっちがお得!?
雨漏り調査を行う前には、いくつか準備が必要です。
これらの準備は、調査が正確に行われるため、そして貴重品が濡れたり、損なわれないようにするために不可欠です。
以下に、雨漏り調査の前におこなうべきことをまとめましたので参考にしてください。
家具や荷物の移動
調査エリアを広げるために、家具や荷物を移動させる必要があります。
屋根裏での雨漏りの跡を発見するために、家具や荷物を移動させて十分な作業スペースを確保しましょう。
貴重品の保護
水漏れによる損害を防ぐため、貴重品や電化製品は保護する必要があります。
散水調査を行う際には、水がかからないように貴重品をカバーするか、別の場所に移動させましょう。
雨漏り調査の流れの理解
調査の流れを事前に理解しておくことで、当日の作業がスムーズに進みます。
調査業者が来る前に、どのような調査が行われるのかを理解し、必要な準備を整えることで、調査が迅速に進行できます。
ブルーシートの使用
雨漏りの浸入箇所を特定するのは難しいため、大きめのブルーシートを広範囲にかぶせて
広範囲の調査に対応できるよう準備しましょう。
ブルーシートを使用することで床や家具を保護できますので、重たい家具などの移動をせずに済みます。
これらの準備を行うことで、雨漏り調査がより効率的かつ安全に行われ、調査後の修理や対策がスムーズに進むでしょう。
どっちがお得!?
雨漏り調査にはどのくらいの費用がかかりますか?
雨漏り調査の費用は、調査方法によって異なります。一般的には、目視調査は無料から数万円、散水調査や発光液調査は約5万円から35万円、赤外線サーモグラフィー調査は約10万円から50万円が相場です。
雨漏り調査の方法にはどのようなものがありますか?
主な雨漏り調査方法には目視調査、散水調査、発光液調査、赤外線サーモグラフィー調査などがあります。それぞれ特定の状況や雨漏りのタイプに応じて選ばれます。
雨漏り調査はどれくらいの時間がかかりますか?
調査にかかる時間は方法によってことなりますが、目視調査は約30分から1時間、散水調査は半日から1日、発光液調査や赤外線サーモグラフィー調査は半日から数日かかることがあります。
雨漏り調査を依頼する際に、どのような点を業者に確認すべきですか?
調査の種類、費用、所要時間、保証やアフターフォローの有無、業者の経験や実績などを確認することが重要です。また、調査後の見積もりや修理プランについても事前に話し合うと良いでしょう。
雨漏り調査を依頼する際に、どのような点を業者に確認すべきですか?
雨漏りの範囲が広がる前に早めに調査を依頼することで、修理費用を抑えることが可能です。
また、無料の現地調査を行っている業者を選ぶことも一つの方法です。
さらに、火災保険の適用が可能かどうかを確認することも費用削減につながります。
どっちがお得!?
今回この記事では、雨漏り調査の種類や特徴、費用の相場についてご紹介しました。
また、信頼できる業者選びの方法についても紹介しておりますので、悪質業者にだまされないためにも、適正価格をメモしておいてください。
しかし、定期的な外壁診断と補修をおこなっていれば、雨漏り調査は必要ではなかったかもしれません。
施工から10年が経過していれば、外壁塗装が必要なタイミングです。
深刻な雨漏り被害が発生しないためにも、定期的な外壁診断と外壁塗装をおこないましょう。
どっちがお得!?