外壁のビス穴の補修方法と費用の相場|ビス穴補修の注意点や見積もりの取り方を徹底解説!

外壁のビス穴補修に悩んでいませんか?

 

ビス穴があると、雨漏りや虫の侵入などの問題が発生する恐れがあります。

 

しかし、ビス穴の補修には、専門的な知識や技術が不可欠です。

 

そこで、この記事ではビス穴の原因や補修方法、費用相場などをご紹介します。

 

ビス穴補修に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

外壁にビス穴が開く原因と危険性

ビス穴の原因はエアコンや排気口の設置や撤去など

外壁にビス穴が開く主な原因は、エアコンや排気口などの設置や撤去です。

 

また、車庫入れ時の衝突によってビス穴ができる場合もあります。

 

エアコンや排気口などの設置には、外壁に直接穴を開け、ビスやネジで固定します。

 

この際にはビスで穴が塞がれているため、通常は問題になりません。

 

しかし、設置や撤去の際にビスやネジを外すと、外壁に穴が残ってしまいます。

 

また、車庫入れ時に外壁にぶつかると、外壁にへこみや傷がつくだけでなく、外壁を固定していたビスやネジが抜けることがあります。

 

さらに、外壁材自体の劣化によってもビスが抜け落ちて穴ができることがあります。

 

このように、外壁のビス穴はさまざまな原因で生じる可能性があります。

ビス穴の放置は健康被害も招く

ビス穴を放置すると、雨水や湿気が侵入して外壁や下地の腐食や雨漏りを引き起こす可能性があります。

 

外壁は、家の構造や内部を守る役割を果たしています。

 

外壁に穴が開くと、そこから雨水や湿気が入り込み、外壁の素材や色に「シミ」や「カビ」の原因となることがあります。

 

また、雨水や湿気は外壁の裏側にある下地や断熱材にも浸透し、腐食や膨張を引き起こす可能性があります。

 

これは、外壁の強度や形状を損ない、家全体の耐久性を低下させることにつながります。

 

さらに、下地や断熱材から雨水や湿気が室内に侵入すると、雨漏りや結露の原因にもなります。

 

雨漏りや結露は、天井や壁、床などの内装や家具にダメージを与えるだけでなく、カビやダニなどの発生・増殖を促進します。

 

カビやダニは、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす原因でもあるため、ビス穴を放置することのリスクは想像以上に深刻です。

外壁の劣化は見た目や耐久性も損なう

外壁の劣化は、家の見た目を損ねるだけでなく、外壁の機能を低下させます。

 

外壁には、家の構造を支える、熱や音を遮断する、防水や防火などの機能があります。

 

これらの機能が低下すると、家の寿命が短くなり、快適さや安全性も低下します。

 

たとえば、外壁の防火機能が低下すると、火災の際に外壁が燃えやすくなったり、熱や煙が室内に入りやすくなる可能性があります。

 

外壁の劣化は、火災の被害を拡大させるだけでなく、人命に危険を及ぼすことさえあるのです。

 

 

ビス穴の補修方法と注意点

 

ビス穴の補修方法

ビス穴の補修方法は、穴の大きさや外壁の素材によって異なりますが、一般的には以下の手順で行います。

 

  1. 穴の周囲を清掃する
    穴の周囲にあるほこりや汚れを取り除きます。これは、補修材がしっかりと密着するために必要です。
    清掃には、ブラシやぞうきん、水などを使います。
    ただし、水を使う場合は、乾燥させる時間を確保する必要があります。
  2. 穴を埋める
    穴を埋めるためには、コーキング剤やパテ、モルタルなどの補修材を使います。
    補修材は、外壁の素材や色に合わせて選びます。
    補修材を穴に詰め込み、このとき、補修材が均一になるように、スパチュラやヘラなどの道具を使ってならします。
    補修材がはみ出した場合は、余分な部分を切り取ります。
  3. 仕上げる
    補修材が乾燥したら、防水や防錆のためにコーキング剤や塗料で仕上げます。
    コーキング剤や塗料も、外壁の素材や色に合わせて選びます。
    コーキング剤や塗料を塗るときは、筆やローラーなどの道具を使って、均一に塗ります。
    コーキング剤や塗料が乾燥したら、補修が完了です。

補修には適切な道具や材料を用意する

補修するときには、適切な道具や材料を用意することが重要です。

 

道具や材料は、補修する穴の大きさや形状、外壁の素材や色に応じて選ばなければいけません。

 

道具や材料が不適切だと、補修がうまくいかなかったり、外壁にダメージを与えることになるからです。

 

道具や材料は、ホームセンターやネットショップなどで購入できますが、必要な分量や種類を事前に調べることがおすすめです。

防水や防錆のための仕上げる

ビス穴の補修後は、防水や防錆のためにコーキング剤や塗料を使った仕上げが欠かせません。

 

これは、補修材が雨水や湿気によって劣化したり、外壁の色と合わなかったりするのを防ぐためです。

 

コーキング剤や塗料で仕上げる流れは以下のとおりです。

 

  1. 補修材が乾燥するのを待つ補修材が乾燥するまでには、補修材の種類や気温や湿度などによって異なりますが、約1日〜3日程度かかります。
    補修材が乾燥するまでは、触ったり動かしたりしないように注意します。

  2. コーキング剤や塗料を塗るコーキング剤や塗料は、外壁の素材や色に合わせて選びます。
    コーキング剤や塗料は、防水や防錆の効果だけでなく、外壁の見た目や耐久性も向上させます。
    コーキング剤や塗料を塗るときは、筆やローラーなどの道具を使って、均一に塗ります。
    塗る範囲は、補修した穴だけでなく、周囲の外壁も含めます。コーキング剤や塗料がはみ出した場合は、余分な部分を拭き取ります。

  3. コーキング剤や塗料が乾燥するのを待つコーキング剤や塗料が乾燥するまでには、コーキング剤や塗料の種類や気温や湿度などによって異なりますが、約1日〜3日程度かかります。
    コーキング剤や塗料が乾燥するまでは、触ったり動かしたりしないように注意します。
    コーキング剤や塗料が乾燥したら、仕上げが完了です。

自分で補修する場合は失敗するリスクがある

自分で補修する場合は、外壁の補修についての知識や技術が不可欠です。

 

外壁の知識や技術がないと、補修が失敗してさらに費用がかかったりします。

 

たとえば、補修材が不十分だと、穴が完全に埋まらなかったり、補修材が剥がれたりすることがあります。

 

また、補修材の量が多すぎると、外壁にひび割れや凸凹ができたり、外壁の見た目が悪くなったりします。

 

自分で補修する場合は、補修方法や補修材の使い方など、よく調べてから行うことがおすすめです。

安全性や品質を確保したいなら業者に依頼するのがおすすめ

難しい箇所の補修が必要な場合や、安全性・品質を確保したいなら、業者に依頼することをおすすめします。

 

業者に依頼する場合は、以下のメリットがあります。

 

  • 外壁の知識や技術を持っているので、補修作業がスムーズです。
  • 外壁の素材や色に合わせた補修材や塗料を持っているので、補修後の仕上がりが断然きれいです。
  • 補修にかかる時間や費用を見積もってくれるので、予算やスケジュールを計画しやすいです。
  • 補修に関する保証やアフターサービスを提供してくれるので安心です。

 

 

ビス穴の補修費用の相場と見積りの取り方

 

ビス穴の補修費用の相場は、穴の大きさや状態、外壁の素材や面積、業者の料金体系などによって変わります。

 

  1. 坪単価制外壁の面積に応じて、一定の単価をかけて費用を算出する方法です。
    たとえば、坪単価が10,000円で、外壁の面積が10坪だった場合は、費用は10,000円×10坪=100,000円になります。

  2. 定額制補修する箇所や内容に応じて、あらかじめ決められた費用を支払う方法です。
    たとえば、ビス穴の補修が5箇所で、定額が3,000円だった場合は、費用は3,000円×5箇所=15,000円になります。

  3. 応相談制補修する箇所や内容に応じて、業者と相談して費用を決める方法です。
    たとえば、ビス穴の補修が3箇所で、業者と交渉して2,000円になった場合は、費用は2,000円×3箇所=6,000円になります。
    穴の大きさや状態は、補修に必要な材料や工程の多さに影響します。
    穴が大きかったり、深かったり、複数あったりする場合は、費用が高くなります。

 

  • 外壁の素材や面積は、補修に必要な材料や工具の種類や量に影響します。
  • 外壁の素材が特殊だったり、面積が広かったりする場合は、費用が高くなります。
  • ビス穴の補修費用の相場は、あくまで目安であり、実際の費用は、見積りを取って確認する必要があります。
  • 見積りは、インターネットや電話で簡単に依頼できますが、正確な費用は現地調査が必要です。

 

 

補修費用の見積りはインターネットや電話でOK

 

業者のホームページにアクセスし、必要な情報を入力して送信することで、見積りを依頼できます。

 

電話で見積もりを受け付けている業者もいますが、売り込みが嫌ならメールでの見積もり依頼が無難でしょう。

 

しかし、インターネットや電話で依頼した見積りは、あくまで概算であり、正確な見積もりには現地調査が必要です。

 

現地調査とは、業者が実際に現場に来て、補修する箇所や内容を確認することです。現地調査によって、補修に必要な材料や工程、時間などが明確になり、正確な費用が算出されます。

 

現地調査は、見積りを依頼した後に、業者と日程を調整して行います。

 

現地調査には、通常、費用はかかりませんが、場合によっては、出張費や調査費などが発生することがあります。

 

事前に業者に確認することがおすすめです。

見積もり依頼時に伝える内容

見積りを依頼する際には、穴の位置や大きさ、外壁の素材や色、補修の希望日などを伝えることが重要です。

 

  1. 穴の位置や大きさ穴がどこにあるか、どのくらいの大きさかを伝えます。
    できれば、写真や動画を使って説明するとわかりやすいです。

  2. 外壁の素材や色外壁が何でできているか、どんな色かを伝えます。
    外壁の素材や色によって、補修方法や補修材が異なります。

  3. 補修の希望日補修をしたい日や時間帯を伝えます。
    繁忙期や休日などで、希望日に対応できない場合もあるため、業者と相談して決めます。

 

これらの情報を伝えることで、業者は、補修に必要な材料や工具、人員などを事前に準備でき、補修作業をスムーズに進めることができます。

 

また、見積りの精度や仕上がりの品質にも影響しますので、補修箇所の事前相談はおすすめです。

複数の業者に見積もり依頼する

補修費用の見積りは、一つの業者にだけ依頼するのではなく、複数の業者に依頼することがおすすめです。

 

複数の業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。

 

  1. 費用を比較できる
    業者によって、補修費用は大きく異なります。複数の業者に見積りを取ることで、費用の相場や差を知ることができます。
    また、業者同士の競争によって、費用が安くなることもあるためおすすめです。

  2. サービスを比較できる
    業者によって、サービスの内容や質は大きく異なります。
    複数の業者に見積りを取ることで、サービスの内容や質を知ることができます。
    また、業者によっては、特典や割引などのサービスを提供してくれることもあります。

  3. 実績を比較できる
    業者によって、補修の実績や評判は大きく異なります。
    複数の業者から見積りを取ることで、補修の実績や評判を知ることができます。

 

 

ビス穴の補修に関するよくある質問と回答

 

外壁のビス穴の補修は、いつ行うべきですか?

外壁のビス穴の補修は、できるだけ早めに行うことがおすすめです。
ビス穴を放置すると、外壁の劣化や雨漏りなどのトラブルを引き起こす可能性があります。
また、季節や天候によっては、補修が困難になることもあります。
たとえば、冬場は、外壁の温度が低く、補修材が乾燥しにくいです。
雨の日や強風の日は、補修材が流れたり飛んだりする恐れがあります。
補修を行う際には、晴れて風の弱い日を選ぶことが大切です。

 

外壁のビス穴の補修には、どのくらいの時間がかかりますか?

外壁のビス穴の補修にかかる時間は、穴の大きさや数、外壁の素材や状態、補修方法や補修材などによって異なります。
一般的には、ビス穴の補修は、1箇所あたり約30分〜1時間程度かかります。
ただし、補修材やコーキング剤や塗料の乾燥時間は含まれません。
乾燥時間は、補修材やコーキング剤や塗料の種類や気温や湿度などによって異なりますが、約1日〜3日程度かかります。
補修後は、乾燥するまで触ったり動かしたりしないように注意してください。

 

外壁のビス穴の補修には、どんな業者に依頼すればいいですか?

外壁のビス穴の補修には、外壁塗装やリフォームなどの専門業者に依頼することがおすすめです。
外壁塗装やリフォームの専門業者は、外壁の知識や技術を持っているので、補修の品質や安全性を確保できます。
また、外壁の素材や色に合わせた補修材や塗料を持っているので、補修後の外壁の見た目が自然になります。
さらに、補修に関する保証やアフターサービスを提供してくれるので、安心して補修を任せることができます。業者に依頼する際には、複数の業者に見積りを取って、費用やサービス、実績などを比較しましょう。

 

 

外壁のビス穴の補修方法と費用の相場|ビス穴補修の注意点や見積もりの取り方を徹底解説!まとめ

この記事では、外壁のビス穴が開く原因や補修方法、費用の相場を紹介しました。

 

また、外壁補修の見積もりを依頼する際のポイントもまとめましたので参考にしてください。

 

外壁のビス穴なんて小さいし、外壁の劣化には影響ないと思われていたかもしれませんが、実際には深刻なダメージを与えていることも少なくありません。

 

外壁補修は、キズが小さいうちに早めに対処することが一番です。

 

いますぐ、外壁塗装・リフォーム業者に相談してみてください。