外壁塗装をするときに、どんな塗料を選ぶかはとても重要です。
塗料の種類によって、外観や耐久性やコストなどが大きく変わってしまうからです。
なかでも、フッ素塗料は高価で優れた性能を持っていますが、色選びには注意が必要です。
色選びは、家全体の印象を決定する大きな要素だからです。
フッ素塗料で外壁塗装をするときに、どのように色選びをすれば良いか解説します。
外壁塗装で使うフッ素塗料について、どんな塗料なのか説明しましょう。
フッ素塗料とは、蛍石(ほたるいし)という石から作られたフッ素樹脂というものを混ぜた塗料のことです。
フッ素樹脂は、紫外線や雨水などに強く、汚れにくい性質を持っています。
そのため、フッ素塗料は高価な塗料ですが、優れた耐久性や耐候性を持っています。
耐久性とは、長く使えることです。耐候性とは、天候による影響を受けにくいことです。
フッ素塗料は一般住宅だけでなく、大きな建物や飛行機やフライパンなどにも使われています。
一般住宅では、紫外線による劣化が激しい屋根を中心に、外壁やシャッターなどに使われることが多いです。
フッ素塗料で塗装すると、光沢があってきれいな仕上がりになります。
光沢とは、光を反射してピカピカして見えることです。
次に、フッ素塗料の特徴やメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
まずは、フッ素塗料の特徴からご説明します。
フッ素塗料には、以下のような特徴があります。
特徴 | 説明 |
---|---|
耐久性・耐候性 | 紫外線や雨水や温度変化などに強く、長く使えます |
親水性・低摩擦性 | 水と仲良くして汚れを落としたり、汚れが付きにくくします |
耐摩耗性 | 光沢が長持ちします |
耐薬品性 | 酸性雨などに強くます |
防藻性・防カビ性 | 藻やカビが付きにくくします |
耐熱性 | 紫外線の熱による劣化がしにくくします |
フッ素塗料のメリットは、おもに以下の2つです。
フッ素塗料は高価な塗料ですが、その分長く使えます。一般的には10年から15年ほど持つと言われています。
他の塗料では5年から10年ほどしか持ちません。
つまり、フッ素塗料であれば、他の塗料よりも塗り替えの回数を減らせます。
塗り替えの回数が減れば、工事費用や手間も減ります。
そのため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いと言えます。
フッ素塗料は光沢があります。光沢があると、光を反射してピカピカして見えます。
そのため、フッ素塗料で塗装すると、美しい外観になります。
美しい外観は、住む人の気分を良くしたり、家の価値を高めたりします。
フッ素塗料のデメリットは、おもに以下の3つです。
フッ素塗料は高価な塗料です。一般的には、シリコン塗料の1.6倍ほど高いです。
シリコン塗料は、フッ素塗料よりも安くて人気のある塗料です。
たとえば、30坪の家で外壁と屋根を塗装する場合、シリコン塗料だと約100万円ほどかかりますが、フッ素塗料だと約160万円ほどかかります。
そのため、予算に余裕がない場合は、フッ素塗料を選ぶのは難しいかもしれません。
フッ素塗料は耐久性が高いため、再塗装する際に塗料が密着しにくいことがあります。
密着しにくいということは、新しい塗料が古い塗料にくっつきにくいということです。
くっつきにくいと、剥がれやすくなったり、仕上がりが悪くなったりします。
そのため、再塗装する際は、密着性を高めるために、下地処理や下塗りをしっかり行う必要があります。
フッ素塗料は硬くて弾力性がありません。弾力性とは、力を加えても元に戻る性質です。
弾力性がないということは、力を加えると変形したりひび割れたりしやすいということです。
特にサイディング外壁では、継ぎ目にコーキングという柔らかい材料を使っています。
コーキングは温度変化や地震などで伸縮しますが、フッ素塗料は伸縮しません。
そのため、コーキングとフッ素塗料の間にひび割れが起こる可能性があります。
その場合は、コーキングを後から打ち直す必要があります。
最後に、フッ素塗料で塗装する場合の注意点をお伝えします。
フッ素塗料で塗装する場合は、以下の点に気を付けてください。
フッ素塗料で塗装する場合は、塗装業者の選び方がとても重要です。
フッ素塗料は高価な塗料なので、安心して任せられる塗装業者を選ぶ必要があります。
塗装業者を選ぶ際は、以下の点に注意してください。
フッ素塗料で塗装する場合は、見積もりや契約内容をしっかり確認することが大切です。
見積もりや契約内容には、使用する塗料の種類や量や品質や価格などが記載されています。
これらの情報をもとに、費用や工期や保証などを比較してください。
また、見積もりや契約内容に不明な点や疑問点があれば、必ず質問してください。
フッ素塗料で塗装する場合は、口コミや評判をチェックすることもおすすめです。
口コミや評判は、インターネットや知人などから入手できます。
口コミや評判には、塗装業者の対応や技術や仕上がりなどが書かれています。
これらの情報を参考にして、信頼できる塗装業者を選んでください。
フッ素塗料で塗装する場合は、「外壁塗装一括見積もり比較サービス」 を利用することもおすすめです。
「外壁塗装一括見積もり比較サービス」とは、インターネット上で無料で利用できるサービスです。
このサービスでは、自分の家の情報を入力するだけで、複数の塗装業者から見積もりを取ることができます。
また、見積もりだけでなく、各業者の詳細情報や口コミなども閲覧できます。
「外壁塗装一括見積もり比較サービス」を利用することで、手間をかけずに費用を抑えることができます。
フッ素塗料で塗装する場合は、塗装時期や天候の選び方も重要です。
塗装時期や天候によって、塗料の乾燥や密着や劣化などに影響があります。
塗装時期や天候を選ぶ際は、以下の点に注意してください。
フッ素塗料で塗装する場合は、春や秋がおすすめです。
春や秋は、気温や湿度が適度で、塗料の乾燥や密着に最適です。
夏は暑くて乾燥しすぎたり、冬は寒くて乾燥しにくかったりします。
そのため、夏や冬は塗装に不向きです。また、春や秋は雨が少なく、塗装工事に中断が少ないです。
雨が降ると、塗料が流れたり、汚れたりします。そのため、雨の日は塗装に不向きです。
フッ素塗料で塗装する場合は、晴れの日を選ぶことが大切です。
晴れの日は、塗料が乾燥しやすく、密着しやすいです。
曇りの日や霧の日は、湿度が高くて乾燥しにくかったり、密着しにくかったりします。
そのため、曇りの日や霧の日は塗装に不向きです。
フッ素塗料の色選びのポイントは、おもに以下の3つです。
屋根と外壁の色は、家全体の印象を決める重要な要素です。
屋根と外壁の色が合わないと、不調和に見えたり、目立ちすぎたりします。
一般的には、屋根は外壁よりも暗い色にすると、落ち着いた雰囲気になります。
逆に、屋根が外壁よりも明るい色にすると、明るくて爽やかな雰囲気になります。
たとえば、屋根が赤茶色で外壁が白色の場合は、明るくて清潔感のある家に見えます。
屋根が白色で外壁が赤茶色の場合は、暗くて重苦しい家に見えます。
外壁塗装の色は、周囲の環境や風土にも影響されます。
周囲の環境や風土に合わない色を選ぶと、浮いたり、違和感を感じたりします。
たとえば、海辺や南国の地域では、青や緑などの涼しげな色が似合います。
山間や北国の地域では、茶や赤などの暖かみのある色が似合います。
また、近隣の家や建物とも調和するようにすると、統一感が出て美しく見えます。
外壁塗装の色は、快適さや省エネ効果にも影響します。
一般的には、明るい色は太陽光を反射して室内温度を下げます。
暗い色は太陽光を吸収して室内温度を上げます。
そのため、夏場は暑くなりやすい地域では、明るい色を選ぶと涼しく快適に過ごせます。
冬場は寒くなりやすい地域では、暗い色を選ぶと暖かく快適に過ごせます。
また、室内温度が快適になると、エアコンや暖房などの電気代も節約できます。
フッ素塗料で塗装する場合は、どんな色がおすすめなのでしょうか。
実は、フッ素塗料は色の種類が豊富です。約2000色ものカラーバリエーションがあります。
その中から、自分の好みや家の雰囲気に合った色を選ぶことができます。
しかし、色の選択肢が多すぎると、迷ってしまうこともありますよね。
そこで、フッ素塗料で人気のある色やトレンドの色をいくつかご紹介します。
フッ素塗料で人気のある色は、おもに以下の3つです。
白系は、清潔感や明るさを感じさせる色です。
白系はどんな色とも合わせやすく、シンプルで洗練された印象になります。
白系は夏場は涼しく、冬場は暖かく見えます。
白系は汚れやすいというイメージがありますが、フッ素塗料は汚れにくい性質があるため、白系でもメンテナンスしやすいです。
茶系は、落ち着きや温かみを感じさせる色です。
茶系は自然や木材と調和しやすく、和風やナチュラルな雰囲気になります。
茶系は紫外線に強い色なので、劣化しにくいです。
茶系は冬場は暖かく見えますが、夏場は暑く見えることもあります。
灰系は、モダンやスタイリッシュな印象を与える色です。
灰系は白系よりも汚れにくく、茶系よりも重くなりすぎないです。
灰系は他の色とも相性が良く、アクセントカラーとして使うこともできます。
灰系は季節を問わずに使える万能な色です。
フッ素塗料でトレンドの色は、、おもに以下の3つです。
ベージュは、白と茶の中間のような優しい色です。ベージュはナチュラルやカジュアルな印象を与えます。
ベージュは明るさと温かみを兼ね備えており、どんな環境にも溶け込みます。
ベージュは最近ではシックハウス症候群対策としても注目されています。
シックハウス症候群とは、新築やリフォーム後に住む人が頭痛や目の痛みなどの症状を起こすことです。
これは建材から発生する化学物質が原因だと言われていますが、ベージュは化学物質を吸収する効果があると言われています。
グリーンは、自然や植物を連想させる色です。グリーンは癒しや安らぎを感じさせます。
グリーンは環境問題やエコロジーに関心の高い人にも人気があります。
グリーンは周囲の緑と調和しやすく、爽やかな印象になります。
グリーンは夏場は涼しく見えますが、冬場は寒く見えることもあります。
ブルーは、空や海を連想させる色です。ブルーは清涼感や爽快感を感じさせます。
ブルーは海辺や南国の地域に似合う色ですが、最近では都会の家にも使われています。
ブルーはモダンやスタイリッシュな印象になります。ブルーは夏場は涼しく見えますが、冬場は寒く見えることもあります。
フッ素塗料で塗装する場合は、どんな塗料がおすすめなのでしょうか。
実は、フッ素塗料にもいろいろな種類があります。
その中から、品質や価格や性能などを比較して、おすすめの塗料をいくつかご紹介します。
フッ素塗料でおすすめの塗料は、おもに以下の3つです。
フッソコートは、日本ペイントが開発したフッ素塗料です。
フッソコートは、フッ素樹脂とシリコン樹脂を組み合わせた特殊な塗料です。
フッ素樹脂とシリコン樹脂の組み合わせにより、耐久性と親水性と耐汚染性を高めています。
耐汚染性とは、汚れが付きにくいことです。フッソコートは、約20年ほど持つと言われています。
フッソコートは、約2000色ものカラーバリエーションがあります。
フロンティアは、日本ペイントが開発したフッ素塗料です。
フロンティアは、フッ素樹脂とアクリル樹脂を組み合わせた特殊な塗料です。
フッ素樹脂とアクリル樹脂の組み合わせにより、耐久性と光沢性と耐汚染性を高めています。
光沢性とは、光沢が長持ちすることです。フロンティアは、約15年ほど持つと言われています。
フロンティアは、約1000色ものカラーバリエーションがあります。
フェノールは、日本ペイントが開発したフッ素塗料です。
フェノールは、フッ素樹脂とウレタン樹脂を組み合わせた特殊な塗料です。
フッ素樹脂とウレタン樹脂の組み合わせにより、耐久性と柔軟性と耐汚染性を高めています。
柔軟性とは、力を加えても変形しにくいことです。フェノールは、約10年ほど持つと言われています。
フェノールは、約500色ものカラーバリエーションがあります。
フッ素塗料の色はどのように選ぶべきですか?
フッ素塗料の色選びは、建物のデザインや周囲の環境、住む人の好みなどによって異なります。
一般的には、フッ素塗料は光沢があるので、明るい色や鮮やかな色が映えます。
また、親水性が高いので、水色や緑色などの水系の色もおすすめです。
ただし、フッ素塗料は艶なしのタイプが少ないので、マットな質感が好みの場合は別の塗料を検討した方が良いでしょう。
フッ素塗料は他の塗料と混ぜて使えますか?
フッ素塗料は他の塗料と混ぜて使うことはできません。
フッ素塗料は特殊な樹脂を主成分としているため、他の塗料と相性が悪く、密着性や耐久性が低下する可能性があります。
また、フッ素塗料は高価な塗料なので、他の塗料と混ぜて使うことはコストパフォーマンスにも良くありません。
フッ素塗料で塗装した後に汚れた場合はどうすればいいですか?
フッ素塗料で塗装した後に汚れた場合は、中性洗剤を水で薄めた液体で拭き取るか、水をかけて流すだけで十分です。
フッ素塗料は親水性や低摩擦性が高いため、汚れが付きにくく落ちやすいです。
ただし、強い洗剤や有機溶剤を使ったり、硬いブラシやスポンジでこすったりすると、塗膜を傷つけたり光沢を失ったりする恐れがあるので注意してください。
外壁塗装におけるフッ素塗料の色選びについて解説しました。
フッ素塗料は高価な塗料ですが、優れた耐久性や耐候性を持っています。
メリットやデメリット、おすすめの色や注意点などを参考にしていただき、納得の外壁塗装を実現しましょう。