外壁塗装をDIYでやってみたいと思っている方は多いでしょう。
最近はメディアの影響もあり、トライする人が多いと聞きます。
しかし、イメージ通りに仕上がらず後悔する人も少なくありません。
なぜなら、外壁塗装はプロでも難しい工事の一つだからです。
道具さえあれば誰にでも出来そうで、できないところが外壁塗装なのです。
それでは、外壁塗装のDIYで失敗しないためには何が必要なのでしょうか?
外壁塗装をDIYでおこなうメリット・デメリットもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装をDIYでおこなう場合、以下のような道具が必要となります。
これらの道具は、ホームセンターやネット通販で購入することができます。
また、以下のような点を事前に調べておく必要があります。
専門業者に依頼すれば、これらの調査は必要ありません。
しかし、DIYでおこなうなら道具や資材について、ある程度の知識を得ておく必要があるでしょう。
どっちがお得!?
外壁塗装のDIYで使用する塗料は、下塗り用・中塗り用・上塗り用の3種類があります。
つづいて、塗料の選び方についてご説明します。
木造やモルタルなどの吸水性の高い素材は、安価で色の種類も豊富な水性塗料がおすすめです。
アルミや鉄などの金属製やプラスチック製の素材では、剥がれに強い油性塗料が良いでしょう。
「ひび割れ」や「カビ」などの劣化症状がある場合は、補修用のコーキング剤や防カビ剤などで下地を整える作業が必要です。
外壁の素材や状態に合わせて塗料を選ぶことで、色ムラのないきれいな塗装をおこなうことができます。
高温や雨が多い地域の場合、耐久性の高い塗料を選ぶことが大切です。
数年で「色あせ」や「剥がれ」などの症状があらわれることもあるため、価格の安さだけで選ぶと失敗します。
また、気温や湿度の変化が大きい地域では、伸縮性の高い塗料を選びます。
伸縮性が少ない塗料を使った場合、「ヒビ割れ」などの症状が出やすくなるためです。
価格は高くなりますが、劣化を防ぐに伸縮性の高い塗料を選ぶ必要があります。
さらに、湿度が高い地域では「防汚性」や「防カビ性」も忘れてはいけません。
外壁材の種類にもよりますが、ミドリの藻が付着したり、黒カビで汚れたりといった、新築から2、3年の家を見かけます。
これらの劣化症状は、適切な時期の検査とメンテナンスで多くが解決できますので、心配なら専門家に相談しましょう。
色や質感などは自分の好みに合わせて選びます。
DIYの良いところは、自分の思い描いたイメージで塗ることができる点です。
とはいえ、実際に塗って確かめるわけにはいきませんので、色見本やサンプルなどを参考にして塗料を選びます。
塗料は安価なものから高価なものまで様々ですので、品質と価格のバランスを見ながら選びましょう。
一般的に価格が高ければ品質が良く、メンテナンス回数をおさえることができます。
外壁塗装のDIYで使用する塗料は、大きく分けて以下の4種類があります。
種類 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
アクリル系 | 水性で扱いやすく、安価で多彩な色がある。しかし、耐久性や防汚性が低い。 | 低 |
ウレタン系 | 油性で伸縮性が高く、耐久性や防汚性が高い。しかし、扱いが難しく、有機溶剤が必要。 | 中 |
シリコン系 | 水性で伸縮性が高く、耐久性や防汚性が高い。しかし、価格が高く、色が限られる。 | 高 |
フッ素系 | 水性で伸縮性が高く、耐久性や防汚性が最も高い。しかし、価格が最も高く、専門的な技術が必要。 | 最高 |
これらの塗料の中から、自分の外壁に合ったものを選ぶことが、外壁塗装のDIYを成功させる秘訣です。
塗料の選び方については、ホームセンターやネット通販のサイトなどにも掲載されていますので、参考にすると良いでしょう。
また、塗料メーカーや販売店に相談することもおすすめです。
用途に合わせた塗料選びや、塗装の際の注意点などについてもわかりやすく説明してもらえます。
どっちがお得!?
外壁塗装のDIYで使用する塗料を選んだら、次は塗装方法と手順を確認します。
外壁塗装をDIYで塗装する手順としては、一般的に以下のような流れになります。
これらの工程を順番に行っていくことで、プロ同様の品質で仕上げることが可能です。
しかし、ただ塗るだけではなく、以下のようなポイントや注意点にも配慮しなければいけません。
天候についての注意点
安全面での注意点
塗装作業の注意点
塗装後のワンポイント
どっちがお得!?
外壁塗装のDIYは、上記の方法と手順に従えば、プロ並みの仕上がりを得ることができます。
しかし、外壁塗装のDIYには、やはりリスクや難点もあります。
たとえば、以下のようなことが挙げられます。
失敗するかもしれないリスク
塗装作業における注意点
安全面におけるリスクや注意点
例えば、以下のようなことが考えられます。
これらのことを考慮して、外壁塗装のDIYを行うかどうかを判断する必要があります。
もし、自信がない場合や不安な場合は、プロに依頼することをおすすめします。
プロに依頼する場合は、以下のようなメリットがあります。
どっちがお得!?
外壁塗装をプロに依頼した場合は、以下のようなメリットがあります。
プロは外壁塗装の専門知識や技術を持っています。
外壁の素材や状態、気候条件などに応じて、最適な塗料や道具を選んだり、正しい塗装方法や手順を提案します。
外壁塗装の施工前後に検査や確認を行ったり、塗装後にアフターサービスを行ったりします。
もし、何か問題が発生した場合は、プロが責任を持って対応します。
プロは外壁塗装の工期や費用を見積もりしてくれます。
プロは外壁の面積や形状、塗料の種類や量、作業員の人数や時間などを考慮して、工期や費用を算出します。
プロは外壁塗装の見積もりを契約書に記載してくれます。
見積もりに基づいて外壁塗装を行いますので、見積もりと異なる内容や追加料金が発生した場合は、プロは事前に説明してくれます。
プロは外壁塗装の作業や後片付けを行ってくれます。
足場や安全装備などの準備や撤去を行ったり、高圧洗浄機や塗料などの道具や材料を用意したりします。
プロは外壁塗装の作業中や作業後に周囲に迷惑をかけないように配慮します。
養生シートやマスキングテープなどで周囲を保護したり、塗料が飛散しないように注意したりします。
プロは作業後に養生シートやマスキングテープなどを剥がしたり、汚れやゴミなどを清掃したりします。
外壁塗装に関するアドバイスや提案をしてくれます。
また、外壁の素材や状態、気候条件などに応じて、最適な塗料や色などを提案してくれます。
プロは外壁塗装に関する質問や要望に答えてくれます。
外壁塗装の方法や手順、注意点なども説明してくれます。
外壁塗装のメリットやデメリット、メンテナンス方法なども教えてくれます。
プロに依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。
見積もりを取る際は、以下のようなポイントに注意してください。
以上が、外壁塗装のDIYで失敗しないための方法と注意点です。
DIYで行うかプロに依頼するかは、外壁の状態や希望する仕上がりによって選ばなければいけません。
どちらにしても、外壁塗装を成功させるためには、事前に十分な情報収集や準備が必要です。
どっちがお得!?
外壁塗装DIYに必要な道具や材料はどこで買えますか?
外壁塗装DIYに必要な道具や材料は、大型のホームセンターやネット通販などで購入することができます。 ただし、塗料の種類や量は、外壁の素材や状態、気候条件などに応じて適切に選ぶ必要があります。 塗料の選び方については、こちらの記事を参考にしてください。
外壁塗装DIYにはどれくらいの時間がかかりますか?
外壁塗装DIYにかかる時間は、作業する面積や形状、塗料の種類や乾燥時間、作業員の人数や技術などによって異なります。 一般的には、準備から仕上げまで、数日から数週間かかる場合が多いです。 天気や気温なども作業に影響するので、事前に確認して作業計画を立てることが大切です。
外壁塗装DIYで失敗した場合の責任はどうなりますか?
外壁塗装DIYで失敗した場合の責任は、基本的に自分にあります。 外壁塗装DIYで失敗すると、外壁の劣化や見た目の悪化だけでなく、建物の構造や安全性にも影響する可能性があります。 外壁塗装DIYで失敗した場合は、自分で費用や時間をかけて修繕しなければいけません。もちろん、保険や保証も適用されませんので金銭的な負担は大きいです。 もし自信がない場合や不安な場合は、プロに依頼することをおすすめします。
どっちがお得!?
外壁塗装をDIYでおこなう際に知っておきたい情報をまとめました。
外壁塗装は住宅の美観や耐久性に大きく影響する重要な工事です。
自分で行うかプロに依頼するかは、自分の状況や希望に応じて決めなければいけません。
しかし、広範囲の外壁塗装をおこなうなら、初めからプロにお願いした方が間違いがありません。
プロは高価な機械や塗料も用意できますし、経験が豊富なので短期間で仕上げることも可能です。
あなたが経験豊富であり、塗料や道具選び、塗り方のテクニックまで精通しているなら、外壁塗装をDIYでおこなっても良いでしょう。
どっちがお得!?